2014-12-12

記憶






よる。










あまったるく、ユリのような高貴なかおり。





その香りを辿った先にはあのこがいた。





フィシホルメ。









フィシホルメの一生分の香りを吸ってしまいそうな程、



私の体内へあのこの匂いを閉じ込めた。











夜の方が香りが強いあのこは



なんだかとても色気がある。




きっと、隣にいるペルシーダムはめろめろであろう。













明日も


明後日も



その香りを楽しませておくれ。




























匂いは記憶に残るもの。




















ふとした時に、懐かしい匂いを思い出すのは






いつも夕暮れ。










aya